北京から飛行機に乗ってローマに着いた次の日は、朝から晩まで1日かけて、ローマの定番観光地を徒歩中心に回りきった日になりました。
ルートはこんな感じです。
- 地下鉄でバチカン美術館
- ランチ
- サン・ピエトロ寺院(断念)
- ナヴォーナ広場
- パンテオン
- ティラミス休憩
- トレビの泉
- スペイン階段
- ホテルへ徒歩

家族3人(夫婦+小学生の娘)で、実際にこの順番で歩いて回りました。
この記事では、各スポットの感想に加えて、地下鉄チケットの買い方、バチカン美術館の入場のリアル、サン・ピエトロ寺院を諦めた話、トレビの泉の有料化の実態など、これから行く方に役立つ実用情報を時系列でまとめます。
ロイ- ローマの主要観光地は、1日あれば徒歩中心で十分回れる
- 地下鉄のチケット自販機は分かりにくいので、買い方を予習しておくと安心
- バチカン美術館の「優先入場チケット」でも、繁忙期は20分ほど並ぶ
- サン・ピエトロ寺院は早朝に行かないと2〜3時間待ちになる
- トレビの泉は有料エリアができたが、無料エリアからでも十分見られる
朝7時半、まずは地下鉄チケットの洗礼
この日は朝7時半に出発。ホテルの近所にも地下鉄駅はありましたが、慣れたテルミニ駅の地下鉄駅から乗ることにしました。
地下鉄のチケット自販機が、とにかく分かりにくい
ここで最初の関門。地下鉄のチケット自販機が、なかなかの分かりにくさでした。
僕たち以外の観光客も、みんな「どうやって買うの?」と自販機の前で固まっていて、購入に時間がかかっている人が続出。
日本の券売機の感覚で行くと、最初はかなり戸惑います。


ただ、一度仕組みが分かってしまえば簡単です。
これから行く方は事前に予習しておくと、現地でスムーズに買えると思います。
慌てず、画面の言語を英語に切り替えるところから始めると分かりやすいと思います。
なお、チケットはクレジットカード決済もOKでした。
実は、クレカのタッチ決済でそのまま乗れる(Tap & Go)
ここで大事なことをお伝えしておきます。そもそも、ローマの地下鉄はチケットを買わなくても、クレジットカードのタッチ決済でそのまま乗れます。
ローマの地下鉄・バス・トラムには「Tap & Go」という仕組みがあり、改札の黄色い丸のマーク(コンタクトレス決済エリア)に、タッチ決済対応のクレジットカード・デビットカード・スマホ・スマートウォッチをかざすだけで乗車できます。
VisaやMastercardはもちろん、JCBも対応しています。紙のチケットを買う必要がありません。
つまり、わざわざ自販機でチケットを買う必要はなかったのです。笑
ではなぜ僕たちが自販機でチケットを買ったかというと、単純に「現地の乗車券を一度買ってみたかった」という旅の記念のようなもの。
実用面だけを考えるなら、タッチ決済(Tap & Go)が圧倒的にラクです。
これから行く方は、タッチ決済対応のカードを1枚持っていれば、地下鉄のチケット購入で悩む必要はありません。
改札にピッとかざすだけ。1人1枚必要なので、家族で乗る場合は人数分のカード(または対応スマホ)を用意しておきましょう。
A線でバチカンの最寄り「オッタヴィアーノ駅」へ
チケットを無事購入し、地下鉄A線のオッタヴィアーノ(Ottaviano)駅まで乗車。
ここがバチカン美術館の最寄り駅です。
朝食はクロワッサンを買い食い
朝食を食べずに出てきたので、バチカン美術館へ向かう途中のお店でクロワッサンを購入することに。
立ち寄ったのは 「Clementina Bistrot & Bar(Google Map)」。


ショーケースに並ぶクロワッサンを指差しでいくつかピックアップしました。
何という名前のものを選んだのか分かりませんでしたが(写真も撮り忘れました…笑)、どれも美味しかったです。
イタリアの朝はバール(カフェ)でコルネット(クロワッサン)というのが定番なので、その雰囲気を味わえました。
バチカン美術館:優先チケットでも20分は並ぶ


朝食を済ませ、歩いてバチカン美術館へ。
壁づたいに延々と続く行列
美術館に近づくと、壁づたいにずっと人が並んでいます。
何の列なのか最後まで分からなかったのですが、おそらくチケットを持っていない当日購入組や、各種ツアーの集合列だったのではないかと思います。
「優先入場」チケットでも実際は20分待ち
我が家はGetYourGuideで事前にチケットを購入していました。「並ばずに入れる」のがウリだったのですが——実際は20分ほど並びました。笑


理由は単純で、GetYourGuideでチケットを買っている人がものすごく多いから。
優先入場とはいえ、その「優先組」自体が長い列になっているのです。
GetYourGuideのチケットを持っている場合、オッタヴィアーノ駅側から美術館に来ると、さらに奥の方の壁づたいに専用の列があります。


係員に確認したところ「この列の最後に並んで」と指示され、みんなチケットの紙を持ってその列に並んでいました。
これから行く方は、入口で迷ったら係員に「優先入場の列はどこか」を聞くのが確実です。
セキュリティチェック → さらに奥でチケット確認
入口にはセキュリティチェックがあります。これはどうやらバチカン市国に入るためのセキュリティだったようで、美術館の中に入って奥に進むと、もう一度チケットを見せる場所がありました。
そこをさらに進むとエレベーターがあり、上に登ると広場に出て、そこが美術館を巡るスタート地点になります。


順路は決まっている。左に進めば満遍なく見られる
バチカン美術館は基本的に順路が決められているので、迷う心配はありません。
エレベーターを登ったら左に行って、ルート通りに進めば、主要な展示を満遍なく見られる構造になっています。


サラッと見たつもりが、3時間経過
「サラッと見て回ろう」と思っていたのに、気づいたら3時間が経過していました。それくらい展示品が膨大です。


展示品そのものの解説は、正直、専門的な記事や公式情報を見た方が正確だと思うので、ここでは我が家が個人的に印象に残ったものだけ紹介します。笑
個人的ハイライト①:ラファエロの間
ラファエロの間が個人的にはとても面白かったです。
ここには、ラファエロ自身がこちらを向いて描かれている絵があるんです。


それを子どもと一緒に「ウォーリーをさがせ」のように探して楽しみました。
美術の知識がなくても、こういう遊び方をすると子どもも飽きずに楽しめます。
個人的ハイライト②:システィーナ礼拝堂「最後の審判」
写真撮影が禁止されているシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」。
これはもう、文句なしに圧巻でした。
ただ正直に言うと、聖書の内容が分からないので、「すごい」とは思いつつも、その背景まで深くは味わえませんでした。
キリスト教に詳しい方なら、何倍も面白く感じられるはずです。
最後はぐるぐると続く螺旋階段を降りて、美術館を後にしました。


「バチカン美術館に入れた=バチカンに入れた」ということで、我が家はこれで十分満足でした。
ランチ:バチカン近くの「Museum Restaurant」がコスパ良好
12時を過ぎていたので、バチカン美術館から徒歩5分ほどの「Museum Restaurant(Google Map)」でランチにしました。


食べたものは、
- カルボナーラ
- カチョ・エ・ペペ
- カプレーゼサラダ




各10ユーロくらいで、お酒なども頼んで最終的に45ユーロほど。観光地のど真ん中にしては、かなりコスパが良い方だと思います。トイレも使えました。
ピザも頼もうとしたのですが、「時間がかかるよ?」と言われたのでやめておきました。
スタッフがとても陽気で親切
スタッフはカタコトの英語が通じます。
そして、こちらがカタコトのイタリア語で話すと、とても陽気に対応してくれました。
パンをサービスしてくれたり、お店のおばちゃんが何度か話しに来てくれたり、いい雰囲気のお店でした。
Googleマップの口コミで「対応が悪い」と書いている人もいましたが、もしかすると言語のやり取りがうまくいかなかっただけかもしれません。
少しでもイタリア語で歩み寄ると、印象がぐっと変わるお店だと思います。



味は「普通に美味しい」、ただし評価は割れるかも
味は、普通に美味しいという評価です。
ただ正直に言うと、日本人にとっては評価が割れる味かもしれません。
「同じ金額を出すなら、日本の方が美味しいパスタが食べられる」と感じる人もいると思います。
それでも私は普通に美味しいと思いましたし、何より娘が気に入っていたので、我が家的には大満足でした。
サン・ピエトロ寺院:2〜3時間待ちで断念
ランチのあとは、すぐ近くのサン・ピエトロ寺院へ向かいました。


が——列の最後がどこか分からないほどの長蛇の列。
実際にはどのくらい待つのかは分かりませんが、口コミとかによると昼頃の待ち時間は2〜3時間とのことでした。
異常な暑さもあって、無理せず断念
しかもこの日は、この時期としては異例の暑さ。
日陰のない場所で、娘を2〜3時間も並ばせるわけにはいきません。
そもそも我が家はクリスチャンではなく、「絶対に中に入りたい」という強い動機もなかったので、寺院の外観を眺めて終了にしました。
サン・ピエトロ広場の壮大さだけでも十分に見応えがあります。
これから行く人へ:サン・ピエトロ寺院は早朝必須
これから入場を考えている方への教訓は、早朝に行かないと厳しいということ。
昼以降は確実に長蛇の列になります。中に入りたいなら、開門直後を狙うのが鉄則だと思います。



サンタンジェロ城を横目に、ナヴォーナ広場へ
サン・ピエトロ寺院を後にして、サンタンジェロ城を横目に見ながら橋を渡り、徒歩でナヴォーナ広場へ向かいました。


ナヴォーナ広場では、有名な噴水(四大河の噴水)やオベリスクを眺めて、写真を撮って終了。
広々とした開放的な空間で、ローマの街歩きの休憩スポットとしてちょうどよかったです。


パンテオンは外から眺めて通過
ナヴォーナ広場から歩いてすぐのパンテオンへ。


最初は中に入ろうと思ったのですが、入場の長蛇の列ができていたので、外観を眺めて通過しました。
建物の外観だけでも、その堂々としたたたずまいは一見の価値があります。
本場のティラミス「POMPI」が想像以上だった
パンテオンからすぐのところにある、ティラミスの有名店「POMPI(Google Map)」へ。ここは今回のローマ街歩きのハイライトのひとつでした。


注文の流れは、
- まず奥のレジでテイクアウトしたいことを伝えて支払い
- そのレシートを持って、ショーケースのお兄さんに注文内容を告げると、テイクアウト用に用意してくれる
そして、我が家は「普通のティラミス」と「ピスタチオのティラミス」をテイクアウトしました。


お値段はどちらも6ユーロで、クレカ払いもOKです。
味は「フワッと軽い」本場の味
お店を出てすぐのところで食べました。思ったよりフワッと軽くて、一人で1つペロリと食べられちゃうくらい。
本場のティラミスを食べられて大満足でした。
時刻はだいたい15時半。街歩きの途中のおやつに、ぜひおすすめしたいお店です。
トレビの泉:有料化したけど無料エリアで十分
POMPIから歩いて、16時頃にトレビの泉に到着しました。


「トレビの泉が有料に」のニュース、実際はどう?
最近、「トレビの泉を見るのが有料になった」というニュースが話題になっていました。
「あまりちゃんと見られないのかな?」と不安に思いながら向かったのですが——
実際に行ってみると、有料なのは「泉のすぐそばまで行けるエリア」だけ。
無料で見られる場所からでも、トレビの泉は十分に見られました。
正直、無料エリアからでもこれだけしっかり見られるなら、無料で十分だと感じました。
これから行く方は、まず無料エリアから眺めてみて、もっと近くで見たければ有料を検討する、という流れでいいと思います。
スペイン階段:「ローマの休日」の舞台へ
トレビの泉から少し歩いて、16時半ごろにスペイン広場(スペイン階段)へ。


妻と「ローマの休日のところだ…!」と盛り上がったのですが、ローマの休日を知らない娘にはまったく通じませんでした。笑 (そりゃそうだ)
階段を登り、上から街を見下ろしました。
スペイン階段の上まで登ると、そこからホテル方面へ歩いて帰れるロケーションだったので、そのまま徒歩でホテルへ。
17時半頃にホテルに到着して、この日の観光は終了です。
まとめ:ローマの定番は1日で徒歩でも回れる
ローマ2日目を振り返ると、主要な定番スポットは、1日あれば徒歩中心で十分回れることが分かりました。
この日のタイムラインを整理します。
- 7:30 テルミニ駅から地下鉄
- 8:30 バチカン美術館(優先チケットでも20分待ち、見学に約3時間)
- 12:00頃 ランチ(Museum Restaurant)
- 午後 サン・ピエトロ寺院(長蛇の列で断念)
- 15:00 ナヴォーナ広場 → パンテオン(外観のみ)
- 15:30 ティラミス「POMPI」で休憩
- 16:00 トレビの泉(無料エリアで十分)
- 16:30 スペイン階段
- 17:30 ホテル着


正直なところ、それぞれの観光地は「見て、写真を撮って終わり」という感じではありますけどね。笑
でも、子どもの頃にテレビや図鑑で見てきた景色が目の前に本物として現れる感動は、何ものにも代えがたいものでした。
最後に、これから1日でローマを回る方へのアドバイスをまとめます。
- 地下鉄はクレカのタッチ決済(Tap & Go)でそのまま乗れるので、チケット購入で悩む必要はない(1人1枚必要)
- バチカン美術館は優先チケットでも並ぶので、時間に余裕を
- サン・ピエトロ寺院に入りたいなら早朝必須(昼以降は2〜3時間待ち)
- 暑い時期は日陰の少ない場所での長時間待ちは危険、子連れは特に無理しない
- トレビの泉は無料エリアで十分見られる
- 主要スポットは徒歩で繋げるが、歩きやすい靴と水分補給は必須
次に来るときは、サン・ピエトロ寺院の早朝チャレンジをしたいと思います。
次は、ローマ3日目(コロッセオ・フォロロマーノ・パラティーノの丘・真実の口)の話を書きます。お楽しみに。





