ベネチアの滞在は1泊だけ。翌日は夕方16時台の電車でローマに戻るスケジュールだったので、街を歩けるのは実質1日弱でした。
正直、足りるかなと思っていたんですが、結果的にはかなり満足できました。というのもベネチアって、特に目的地を決めなくても、歩いているだけで楽しい街なんですよね。
この記事では、人がいない朝のサン・マルコ広場から、地元の人に混じって乗った水上バス、ため息橋、そして実際に使ったカフェやテイクアウトのお店まで、子連れで歩いた1日をそのまま書いていきます。
- サン・マルコ広場は朝8時前ならほぼ無人。昼とは別世界でした
- 観光船に乗らなくても、普通の水上バスで十分楽しめます
- ため息橋はパーリア橋の上から
- ベネチアは外食が高くなりがち。テイクアウトの活用がカギ
- 駅近くの「Angolo del gusto」が安くて美味しい大当たりでした
朝8時前のサン・マルコ広場が、とにかくすごかった
この日はまず、宿の近くのコインランドリー「Effe Erre Laundry(Google Maps)」に洗濯物を出すところからスタートしました。
洗濯機を回している間は時間が空くので、その間にサン・マルコ広場まで歩いてみることに。
着いたのが、朝の8時前。
これがもう、大正解でした。あのサン・マルコ広場に、ほとんど人がいないんです。


世界中から観光客が集まる場所なのに、朝早い時間帯は驚くほど静かで、広場を独り占めしているような感覚になります。写真も人が写り込まないので撮り放題。
後で書きますが、お昼にもう一度ここへ戻ってきたら、同じ場所とは思えないほどの人でした。その差は本当に歴然です。
早起きが苦にならない方なら、朝イチのサン・マルコ広場はぜひ体験してみてほしいなと思います。

朝食はカフェのクロワッサンとコーヒーで
広場へ向かう途中に「Caffe Canonica di Nie(Google Maps)」というカフェがあったので、クロワッサンとコーヒーを買って、これを朝ごはんにしました。(うっかりクロワッサンの写真を撮るの忘れた)

おそらく中国系の方が運営されているお店で、値段もリーズナブル。店員さんが気さくな方で、カードもそのまま使えました。
このお店、あとで結局ランチでも入ることになるんですが、それはまた後ほど。
朝食を手にサン・マルコ広場をぶらぶらして、洗濯が終わる頃合いで一度部屋に戻り、チェックアウトを済ませました。
観光船じゃなくて、普通の水上バスに乗ってみた

チェックアウトを終えたら、そのままリアルト橋へ。
橋のすぐ脇に船乗り場があるので、そこから水上バス(ヴァポレット)に乗りました。

ベネチアには観光客向けの周遊船もあります。ただ今回あえて選んだのは、地元の人も普通に利用している水上バスのほうでした。
理由は単純で、そのほうが安いから。
それでいて、船の上から街並みを眺めるという体験は変わりません。むしろ地元の人に混じって乗り込むのが、それ自体ちょっと面白かったりします。
乗ったのは2番線(赤)。


そして乗る時は、クレジットカードを使ってタッチで乗れます。

リアルト橋の乗り場からサン・マルコ広場まで、20分ほどの船旅です。


水の上から見るベネチアは、やっぱり陸から見るのとは全然違いました。
子どもも船に乗るだけで喜んでくれるので、子連れにもちょうどいい移動手段だと思います。ちょっとした観光としては、これで十分満足でした。
昼のサン・マルコ広場と、ため息橋

水上バスを降りてサン・マルコ広場に戻ってくると、朝とは打って変わって人、人、人。やはりお昼時は大混雑です。
朝のうちに来ておいて本当によかったと、このとき心から思いました。
そこから向かったのが、有名な「ため息橋」です。眺めるならパーリア橋の上から、というのが定番。


運河をまたぐ白い橋を、かなり近い距離から見ることができます。
かつて囚人がこの橋を渡るときにため息をついた、という逸話で知られる場所ですが、実際に目にすると想像していたよりも小ぶりで、両側の建物と一体化したような造りが印象に残りました。
ランチは、結局また朝と同じカフェへ(笑)
そのあとはランチの店を探しながら街歩きをしていたんですが、歩いているうちに朝クロワッサンを買った「Caffe Canonica di Nie」の前に出てしまい、そのまま吸い込まれるように入店しました。笑
頼んだのは、カルボナーラとイカ墨のパスタ、それにシンプルなチーズピザ。


正直な感想を書くと、絶品というほどではありませんでした。でも普通に美味しいですし、何よりベネチアの店内で食事をする値段としてはかなりリーズナブルなんです。
このあたりは観光地価格になりがちなので、これは素直にありがたいところ。トイレも借りられたので、子連れとしても助かりました。
朝食にも昼食にも使える、気軽なお店という印象です。
あとはひたすら街歩き。それだけで楽しい

ランチのあとは、またひたすら歩きました。気になるお店があれば入ってみて、また歩いて、の繰り返しです。
ロイ目的地を決めていなくても、どこを歩いてもオシャレで、細い路地、小さな運河、橋、広場と、風景がころころ変わっていくんですよね。
地図も見ずにただ気の向くまま歩くのが、いちばん贅沢な過ごし方な気がします。
とはいえ、前回の記事でも書いたとおりベネチアの道は本当に複雑です。似たような路地と広場とお店が延々と続くので、Googleマップだけは手放さないほうがいいと思います。
逆に言えば、地図さえあれば安心して迷い込めるということでもあります。
電車の夕飯を調達|持ち帰り専門ピザ屋「Angolo del gusto」
この日のローマ行きは夜に到着する便だったので、15時半ごろ、駅の近くで先に夕飯を買っておくことにしました。
向かったのは持ち帰り専門のピザ屋さん「Angolo del gusto(Google Maps)」。


ところがこのお店、店構えがあまりに地味で、Googleマップを見ながらでも「ここで合ってる…?」と一瞬立ち止まるレベルでした。笑
目立つ看板が出ているわけでもないので、探すつもりで行ったほうがいいかもしれません。
買ったのは、ショーケースに並んでいた巻物やサンドイッチの類。頼むとその場で温めてくれます。




そしてこれが、今回のベネチアで一番の当たりでした。どれも美味しいうえに、とにかく安いんです。
朝食もランチもここで買えばよかった、と本気で思ったくらい。







ローマ行きの電車は、やっぱり遅れました(笑)
夕飯を無事に確保して、16時台の電車に乗り込みローマへ。
そして案の定、出発は遅れ、到着もかなり遅れました。笑


ピサからベネチアに向かうときも同じだったので、イタリアの鉄道は「遅れるのが通常運転」くらいに構えておくのがちょうどいいんだと思います。
だからこそ、乗り換えや当日の予定には余裕を持たせておくこと。そして食事は先に調達しておくこと。この2つは効きます。
実際、テイクアウトを買っておいたおかげで、遅延しても子どもをお腹空かせずに済みました。
ローマに着いたあとは「HOTEL VARESE」に1泊して、翌日は空港へ。ここからいよいよエジプトに向かいます。
まとめ|1日でも十分楽しめる。カギは朝の使い方
1泊2日、歩けたのは実質1日弱でしたが、思っていたよりずっと濃い時間を過ごせました。
滞在時間が短くても、朝の時間の使い方次第で満足度はかなり変わってくると思います。
- 朝8時前のサン・マルコ広場へ。人のいない広場は本当に別世界です
- 移動は普通の水上バスで十分。安いうえに船旅も楽しめます
- 目的地を決めすぎず、街歩きそのものを楽しむ
- 食事はテイクアウトを活用。安く済むし、電車の遅延にも強い
- Googleマップは必携。道は本当に複雑です
「一度は行ってみたい街」として名前が挙がることの多いベネチアですが、実際に歩いてみるとその理由がよく分かります。
短い滞在でも、朝から動けばきっと満足できるはずです。






