北京旅行のハイライトと言えば、やはり万里の長城。
なかでも観光客に人気が高いのが、北京中心部からアクセスしやすい八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)です。
我が家も、今年のゴールデンウィークに家族3人で八達嶺長城を訪れました。
ロープウェイの往復チケットを購入していたので、「ロープウェイで上まで上がって、最後の少しだけ歩いて頂上の北八楼まで行こう」という計画で出発したのですが——結果として北口から1時間半かけて自力で登ることになりました。笑
なぜそうなったのか。これからロープウェイを使って八達嶺長城に行く方が同じ罠にハマらないよう、リアルな体験を交えてお伝えします。
- 877番バスは「北土城駅」発に変更されたばかり(古い情報に注意)
- バスの終点は駐車場側で、ロープウェイ乗り場からは遠い
- ロープウェイで上りたいなら、バスではなく高速鉄道がおすすめ
- 混む前に動くなら、朝7時半には現地(バス乗り場)にいたい
朝7時半に877番バス乗り場へ

宿泊先のリーフイン ホテルを出発したのが、朝7時を少し過ぎた頃。
徒歩で地下鉄「北土城駅(北土城站)」に向かい、その近くにある877番バスの乗り場へ。到着したのは現地時間で朝の7時半ごろでした。
877番バスの乗り方
バス乗り場の入り口には受付の人が立っていて、ここで現金で運賃を支払い(一人12元)、チケットを受け取る仕組みになっています。

チケットを受け取ると、「次はこのバスに乗って」と案内されます。
時刻表というよりは、人が集まったバスから順次出発する方式で、満員に近くなったら出発する感覚でした。
次々にバスが来るので、時刻表は気にしなくて大丈夫なんだと思います。
バスは約1時間で到着
朝7時半に乗って、所要時間は約1時間。
途中で停まることなく直行で運んでくれます。
早朝に出発したので渋滞にも巻き込まれず、比較的スムーズに着きました。
【重要】877番バスの乗り場は最近変わったばかり
ひとつ大事な情報です。
877番バスの乗り場は、以前は「徳勝門」が一般的でしたが、現在は「北土城駅」発に変更されています。

ネット上の情報や古いガイドブックには「徳勝門から877番バス」と書かれているものがまだ多く残っているので、これから行く方は要注意。
最新の出発地は「北土城駅」です(2026年5月時点)。
バスの終点で迷子に
バスは八達嶺長城の麓まで運んでくれます。が、ここから問題が始まりました。
終点は「車で来た人の駐車場」付近
バスの終点は、自家用車で来た人たちの駐車場あたりでした。
「で、ここからどこに行けば?」と立ち止まる暇もなく、降りた人たちはどんどん歩き始めていたので、ひとまず人の流れに沿って進むことに。

セキュリティチェックを通り、進んでいくと、やがて「北口」の入場ゲートが見えてきました。
「ここから入るのか」と、特に疑問にも思わず入場。
——これが、後で振り返るとそもそも間違いだったのです。
ロイ

ロープウェイ乗り場が、まったく違う場所にあった
私たち家族はもともとロープウェイの往復チケットを購入していました。
プランとしては、
- ロープウェイで上の駅(北七楼と北八楼の間)まで上がる
- 最後の少しだけ歩いて、頂上の北八楼まで行く
という、ラクして頂上を制覇する作戦だったんです。
ところが、バスの終点(北口側)から、ロープウェイの乗り場(登り)は遠く離れていたのです。
ロープウェイは高速鉄道「八達嶺長城駅」のすぐ近く
帰りに気づいたのですが、ロープウェイの登り口は、高速鉄道の「八達嶺長城駅」を降りてすぐにあるということ。
バスで来た僕たちの終点とは、まったく違うエリアでした。



つまり、ロープウェイで楽に登りたいなら、バスではなく高速鉄道で来た方がわかりやすくて簡単だということです。
「ロープウェイはこちら」の看板に騙された話
ここでさらに罠がありました。
北口から少し登ったところに分岐点があり、「ロープウェイ乗り場はこちら」という看板が出ていたのです。
「あ、この先にロープウェイがあるのか」と勘違いして、僕たちはそちらに進みました。
でも、よく見ると看板には「ロープウェイ降り口の駅」と書かれている。
「降り口の駅って、どういうこと?」と疑問に思いつつも、引き返す気力もなく、そのまま登り続けました。
要するに、この看板が指していたのは「ロープウェイの上の駅(=下る人が乗る駅)」だったんです。
北八楼の少し下にあるロープウェイの上駅で、登り用のロープウェイ乗り場ではない。
バスで来た人がここから登っていく道なので、上駅に向かって看板が出ていたわけです。
僕たちのように「ロープウェイで登るぞ」と思って来た人にとっては、この看板はかなり紛らわしい。
実際、他の日本人観光客も「ロープウェイ乗り場はどこ?」と探しながら登っていました。
同じ罠にハマる人、けっこういるのかもしれません。
登城入口から北八楼まで、1時間半の登り


結局、ロープウェイは諦めて、登城入口から自力で北八楼まで登ることになりました。
所要時間はおよそ1時間半。
男坂と女坂の分岐
登城入口から少し登ったところに男坂と女坂の分岐があります。
- 左:男坂(より急な道)
- 右:女坂(比較的なだらか、ロープウェイ上駅を経由して北八楼へ続く)
我が家は女坂を選びました。
女坂を登っていくと、最後にロープウェイの上駅、そして北八楼にたどり着きます。
階段と急な坂が延々と続く
万里の長城を歩いて登る、というのは想像以上にハードでした。


階段と急な坂が延々と続き、特にこの日は季節外れに気温が上がってしまったこともあって、なかなかの試練に。
娘いわく「地獄だった」と。笑
子連れで歩いて登る場合は、覚悟が必要です。



ただ、登りきった先の北八楼から見える景色は、想像をはるかに超える圧巻のスケール。
「歩いてよかった」と思える瞬間が必ずあります。
結果論ですが、万里の長城を足でしっかり堪能できたという意味では、これはこれで良い経験でした(強がりではなく、本当に)。
帰りはロープウェイ、ここで人気のグルメも


帰りは予定通り、ロープウェイで下山しました。(娘が力尽きたため)
帰りの時間帯は登りのロープウェイが大行列
口コミでよく見かけたのが「時間が遅くなると激混みになる」という情報。
これは本当でした。
僕たちが下山する頃には、ロープウェイの登り側に大行列ができていました。
早朝に出発しておいて正解だったと、ここで実感。
これから行く方は、朝早く動くのが鉄則ですね。
ロープウェイ駅周辺のフランクフルトが美味しかった
ロープウェイの駅周辺には、飲食店やお土産屋が並んでいます。
長城を制覇したご褒美に、ここで腹ごしらえをしました。
特に美味しかったのがフランクフルト。
写真を撮り忘れたのが悔やまれるくらい美味しくて、僕たち以外にも買っている人がたくさん。
地味に人気メニューでした。長城登頂後のご褒美に、ぜひ。
結論:ロープウェイ目当てなら高速鉄道、歩きたいなら877番バス
今回の体験を踏まえて、これから八達嶺長城に行く方への結論です。
ロープウェイで楽に登りたい人 → 高速鉄道がおすすめ
ロープウェイの登り口は、高速鉄道「八達嶺長城駅」を降りてすぐ。
バスだと終点から遠くて、見つけられない可能性があります。
「歩くのは無理、ロープウェイで上まで一気に行きたい」という方は、最初から高速鉄道で来るのが圧倒的に楽です。



私なりにシンプルな地図を作成(ほぼ手書き)したので、参考にしてみてください。


縮尺の参考としては、877のバス停を降りてから登城入口まで歩いて20分くらい(セキュリティチェックも含めて)です。
877番バスで行くなら、歩いて登る前提で
877番バスは安くて本数も多くて便利ですが、降りた場所からロープウェイ乗り場までは遠いので、バスを選んだ時点で「歩いて登る」ことが前提になるかもしれません。
歩いて登るのも、それはそれで万里の長城を体感する貴重な体験です。
ただし、
- 早朝に動く(午後は人もロープウェイ行列も激増)
- 歩きやすい靴(坂と階段の連続)
- 水分は多めに
- 真夏は避ける、または朝のうちに勝負
このあたりは押さえておきましょう。子連れの方は、お子さんの体力と相談を。
次の目的地は「紫禁城」へ
帰りは、八達嶺長城駅から清河駅まで高速鉄道を利用しました。
バスより圧倒的に早く、しかも快適。
「行きもこっちで来ればよかった」と話しながら、次の目的地である紫禁城(故宮)へ向かいました。
紫禁城の話は、また別記事で書きます。
まとめ:万里の長城は圧巻、でも下調べは大事


最後にもう一度、今回の体験を整理します。
- 877番バスは「北土城駅」発に変更されたばかり(最新情報を確認)
- バスの終点は北口側で、ロープウェイ乗り場(登り)からは遠い
- ロープウェイで上がりたいなら、最初から高速鉄道「八達嶺長城駅」で
- 「ロープウェイ乗り場こちら」の看板は、ほぼ「下る用の上駅」を指している
- 早朝に動く方が圧倒的にラク(午後は大混雑)
万里の長城は、想像を超えるスケールで、本当に圧巻でした。
今回は初めての訪問で、いろいろ手探りでしたが、次回はちゃんと下調べをして、もう少しじっくり堪能したいと思える場所でした。








